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頑張り人

「がんばりびと」そんな日本語はないのかもしれないけど(笑)
昔から私は「頑張っているヒト」が好きだった。
直向きに「頑張っているヒト」を応援したくなってしまう。
高校時代には野球部のマネージャーなんかしてて、
部員たちのために健気に尽くしていたもの(笑)
しかも赤の他人のために…今じゃ考えられないけど(爆)

で、今年も箱根駅伝には楽しませていただいきました^^
結婚してからオットットの影響でを見るようになった。
それまでは第一京浜の近くに住んでいたにも関わらず、
ほとんど見たことがなかった。
はっきり言って関心もなく、何が楽しいのかさっぱりわからなかった。

でも…




ただただ走り続けて襷を繋ぐ駅伝というスポーツが
幾多もの感動とドラマを織り成すことを知ってからは
毎年お正月、この箱根駅伝が楽しみで仕方ない。

今年は5区で東洋大のルーキー柏原が大活躍。
初の往路制覇の立役者となった。
復路では早大との抜きつ抜かれつ、最後の最後までホントに目が離せなかった。
花の2区ではモグスが瀬古選手以来29年ぶりに2年連続で区間新記録達成。
ダニエルは史上最多の20人抜きで、こちらも新記録達成。
前年度の優勝校でもある駒沢大がまさかのシード落ち。
常に勝者であり続けることの難しさを感じた。

昨年は故障者が続出し、途中棄権した大学が3校という非常に残念な結果になったが
今年は城西大1校が途中棄権という結果に。
例え1校とはいえ棄権するということは残念であるけれど
昨年の痛々しい、痙攣した脚を必死に前に送り出そうとする姿を思い出すと
やはり今年の箱根駅伝は穏やかな大会だったように思う。

今回総合優勝を果たした東洋大の部員は
昨年末に同大学の長距離部員が不祥事を起こしたことを考慮して、
ゴール後の優勝チーム恒例となっている胴上げをせず、
部員全員が横一列に並びコースに向かって一礼をしたそう…。

「ありがとうございました」

一度は出場をも諦めかけた彼ら。
そんな彼らの胸の内は出場できたことへの感謝、
責任をとって辞任した前監督への感謝、
いろいろな人々への「ありがとう」でいっぱいだったはず。

それから…

33年ぶりの出場となった青山学院大学。
76年大会で10区を走り、途中意識を失い棄権となったランナーのSさん。
ずっと苦しんで、自責の念にかられ、
33年もの間、大手町に足を運ぶことができなかったそう…。
歓喜と感動の裏にはホントに残酷な現実もある。
今回、最下位という結果に終わったけれど
「順位よりも33年前に止まった歴史を再びよみがえらせることが大事でした」
アンカーの選手のコメント。
襷を無事に繋ぎゴールする。
それを見届けた瞬間、ようやくSさんの心は解き放たれたのだと思った。

私は頑張っているヒトが大好き。
だからきっと東方神起のことも大好きなんだよね(≧m≦)

by purinpurin-2 | 2009-01-05 20:36 | 第2章